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元キャリアカウンセラーが教える!転職が失敗する人の5つの特徴

仕事をしながら、転職活動をしているのですが、なかなか上手くいきません。何か原因はあるのでしょうか?

今回は、こちらのご質問について、人材会社で3年間、キャリアカウンセラーを務めていた私がご回答します。

 

これまで、たくさんの求職者の方の転職を支援してきた中で、転職が失敗してしまう人には、必ず共通点がありました。

この記事では、転職が失敗してしまう人の特徴をあげ、転職が上手くいくための秘訣をご紹介しています。

 

転職が失敗する人の5つの特徴

キャリアカウンセラーとして、就職を支援する中で、転職が失敗してしまう人には、必ず特徴がありました。

ここでは、5つのポイントに絞って、ご紹介します。

 

1.転職の目的が「ネガティブ」である

まず、1つ目の特徴は、転職活動を始める際の目的が「ネガティブ」なものであること。

よく、転職希望者の中で

人間関係があまり良くないので、転職をしたいです。

といったように、「○○が嫌だから転職をしたい」と考えている方が多いんですが、ほとんどの場合上手くいきません。

 

ネガティブな理由で行動を始めた方は、壁にぶつかってしまったときに、簡単に心が折れてしまい、また我慢を繰り返す生活に戻ってしまいます。

人は「目指す理想や目的」がはっきりとしているときに、行動を継続することが出来ます。

 

これから転職活動を始めようか考えている方は、ぜひ一度、転職後の理想像を描いてから、行動を始めるようにしてみてください。

一言アドバイス
転職活動にといて「○○が嫌だから」というネガティブな理由ではなく、「○○になりたいから」というポジティブな目的を持って、行動を重ねるようにしましょう。

 

2.「職務経歴書」を意識して働いていない

転職活動において、どのような仕事を経験してきたのかが、審査の基準の一つとなります。

これまで、転職を意識せずに、ただ単純に働いていた場合

職歴は長いけど、大した仕事してこなかった…

というように、いざ職務経歴書を作成するときに、困り果ててしまうケースも。

 

そのため、普段の業務において、

  1. 職務経歴書に書ける仕事内容がどの程度あるのか
  2. 転職に備えて、他に経験が積める仕事はないか

という2点を意識をしながら、仕事に取り組むようにしましょう。

 

また、「現在の職場で学べることは全て経験した!」と思えるくらい行動をすることで、自信を持って面接に挑むことが出来るようになり、通過率が格段に上がります

ぜひ、転職を始める際に、今の職場で出来ることは他にないか、確認するようにしてみてくださいね。

一言アドバイス
自ら積極的に様々な業務に挑戦をすることで、職場で積極性を認められて、不満が解消されたケースも。
「会社は利用するもの」と捉え、お給料を貰いながら、たくさんの経験を積んでおきましょう。

 

3.「やりたいこと」を最優先している

会社で働くことの前提として、自分の「やりたいこと」ではなく、「必要とされていること」を行う必要があります。

転職活動を始めると、多くの方が「やりたいこと」を優先して、会社側が必要としていることから外れた内容をアピールをしてしまって、不採用になってしまうことも。

 

まずは、

  1. 自分の「出来ること」と「やりたいこと」を明確にする
  2. 「それを必要としている会社はどこか」を探す

この順番で、転職先を探すようにしましょう。

 

また、同じ業務内容でも、業界によって給与水準は大きく異なります。

自分の持っているスキルを、高く買ってくれそうな業界」を探すことも、満足度の高い転職を叶えるひとつのポイントです。

 

転職活動を行う際は、現在の業界だけではなく、幅広く求人を探すようにしましょう。

一言アドバイス
人が一番輝くことが出来るのは「求められている場所」です。
せっかくアピールをするのであれば、需要のあるところで最大限の力を発揮しましょう。

 

4.「会社が理想を叶えてくれる」と信じている

転職活動を行う際、会社に対して、「理想の働き方を実現してくれる場所」と考えている方が非常に多いのですが、それは大きな間違い。

会社は、利益を生むために存在するものであって、自分の理想を全て叶えてくれる場所ではありません

 

ただ転職が成功したからといって、すぐに理想の働き方が実現するのではなく、たくさん行動することで、初めて理想に近づくことが出来るのです。

新しい職場に対して、

こんなはずじゃなかった…

と不満を抱くのか、

刺激があって楽しい!

と思えるのか、会社に対する考え方の違いで、今後の人生が左右されます。

 

理想は「自分で実現するもの」、そう心に決めて、転職活動を行うようにしましょう。

一言アドバイス
会社は、あなたの夢を叶えるところではありません。
理想の働き方は、自分の力で手に入れていきましょう。

 

5.「自分のやり方」を貫こうとする

社会人経験が長い人や、これまでの実績に自信がある人ほど、成功体験があるため「自分のやり方」に固執して失敗してしまうケースが多くあります。

転職をしてすぐの頃は、意見を聞かれた場合でない限り、これまでのやり方や経験談を押し付けることは、控えておきましょう。

 

もし、現在の職場に入ってきた新人が、

え〜でも前の職場では、こうやってたんですけどね。

なんて言われたときには、教える気力を失ってしまいますよね。

 

転職先において、スムーズに仕事を進めるためには、まず第一に「人間関係」が大切になります。

自分のやり方を提案したい際は、まず周りの信頼を得てから、提案するようにしましょう。

一言アドバイス
転職してすぐに、会社の方針や業務を否定するのはナンセンス。
新しい方法を提案するときは、まず人間関係を築いてから行いましょう。

 

転職が失敗する人の5つの特徴 まとめ

転職が失敗する人の5つの特徴はこちら。

  1. 転職の目的が「ネガティブ」である
  2. 「職務経歴書」を意識して働いていない
  3. 「やりたいこと」を最優先している
  4. 「会社が理想を叶えてくれる」と信じている
  5. 「自分のやり方」を貫こうとする

もし、当てはまっているものがある方は、ぜひ上記のアドバイスを参考に、希望の転職を叶えてくださいね。